「ぎふこくご」復刻にあたって

  「ぎふこくご」の復刻作業は、平成23年度に着手しました。
 黎明期の資料はすでに散逸しており、わずかにそのコピーが岐阜大学教育学部附属中学校に保管されていましたので、これをもとに復刻作業を行いました。ただし、手書きの原稿や邦文タイプライターによる原稿は、原紙のよれやかすれ、印刷された紙の状態により、判読が非常に困難なことがありました。
 また、特に初期のものには、 原稿の排列その他について、「ゆれ」があり、表現・表記の再現について、熟考を余儀なくされました。先輩方の篤志を重んじて、次のように復刻の方針を定め、作業にあたりました。

 1 文字等について
   使用する文字は、できるだけ当時のものに近づけた。旧字体が用いられている場合は、そのまま使用した。
   旧かなは、そのまま使用した。また、「ゞ・ゝ・ヾ」 などの踊り字も、そのままとした。
   仮名遣い・送り仮名その他については、誤記が疑われる場合には「ママ」を付記してある。

 2 段落等について
   資料の排列を重視し、見た目が変わらないよう配慮した。
   資料に誤りと思われる箇所がある場合も、 復刻の意義を考慮し、そのままとした。

 
 お気づきの点がありましたら、情報部までお知らせください。

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