俳聖殿
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俳聖殿
 

 三重県上野市 (旧伊賀上野)に、上野公園という公園があります。ここには、芭蕉翁記念館、俳聖殿、芭蕉翁生家など、松尾芭蕉を記念した施設があります。
 ここでは、俳聖殿をご紹介します。

 俳聖殿は、芭蕉翁の旅姿をあらわすものだといいます。なのほど、それらしき旅姿ですね。上の丸い屋根は旅笠、下の八角形の廂は袈裟、それを支える柱は行脚する翁の杖、「俳聖殿」の木額は顔だとか。
 こちらは、昭和17年(1942)芭蕉翁生誕300年を記念して故川崎克氏が私費を投じて建設したものです。尊い志だと思います。
 実に堂々としたたたずまいです。扁額もまた見事。
 堂のなかには芸術院会員長谷川栄作氏が原像をつくり、川崎克氏が焼成した伊賀焼の芭蕉翁瞑想像を安置しています。
 伊賀上野の駅前には、芭蕉の銅像が建てられています。上野城の城主とかではなく、芭蕉です。
 城主に代わりはあるけれど、芭蕉に代わりはない、という思いでしょうか。いや、城主あっての伊賀市ですね。
 ズームアップしてみました。このようなお顔だったのでしょうか。遠くを見つめておいでです。
 わたしの記憶が正しければ、確か、東の方角を 向いておられました。
 それは、江戸なのでしょうか、あるいは、奥州なのでしょうか。
 感激のあまり、同じような写真をいくつも撮ってしまいました。じっくり御覧ください。

 

 関係のない写真で恐縮です。
 伊賀市は忍者の町ですので、こういう電車が走っています。踏切に立ってこの電車を正面から見ると、忍者が迫ってくる姿に驚きます。カラーリングはもう一種類あります。ピンクの忍者です。

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